同じ文章でも、読む人によって伝わり方が大きく変わります。
声や言葉に“温度”があると、
その言葉はふわっと心に届きやすくなるのだと、
ナレーションを学ぶ中で感じるようになりました。

今日は、私が収録や朗読で意識している
「言葉にやさしい温度をのせる方法」
について書いてみます。


① 自分の心の温度を、まず整える

言葉に温度をのせたいとき、
一番大切なのは“自分自身が落ち着いていること”。

朝の白湯や掃除の時間が、
私にとっては声の“準備運動”でもあります。

自分が穏やかだと、
言葉も自然とゆっくり、やさしい流れになります。


② 文章の意味を「感じてから」読む

ただ文字を読むだけでは、温度は生まれません。
私は一度、文章を静かに読み、

「この言葉は誰に向けて書かれたのかな」
「作者はどんな気持ちだったのかな」

と、心の中で感じる時間をとっています。

意味を受け取ってから声にすると、
自然と音に深さが出てきます。


③ 少しゆっくり読む

少しだけ速度をゆるめると、
声に“余白”が生まれます。

その余白が、
リスナーの心にそっと寄り添ってくれるのだと思っています。

早く読まないこと、
これは声のお仕事でとても大切なことだと実感しています。


おわりに

言葉に温度をのせることは、
技術よりも“心の姿勢”に近いのかもしれません。

自分の心が整っているほど、
声もやさしく、あたたかくなっていく。

そんな声を、これからも大切に育てていきたいと思っています。

読んでくださり、ありがとうございます🌿