声を使う仕事をしていると、
自分の状態が、思っている以上に声に表れます。
元気なつもりでも、
心のどこかで無理をしていると、
声は正直に、それを映し出してしまう。
私はこれまで、
声に何度も教えられてきました。
「本当は、少し疲れていない?」
「今の気持ち、置き去りにしていない?」と。
無理をやめたら、声が楽になった
以前の私は、
少しくらい疲れていても、
「ちゃんとしなきゃ」「頑張らなきゃ」と
自分を奮い立たせていました。
でも、無理をして出した声は、
どこか苦しくて、固くて、
自分の声なのに、遠く感じることがありました。
ある日、思いきって決めました。
完璧に読まなくていい。
元気な声を出そうとしなくていい。
そう決めた瞬間、
声が、すっと楽になったのを覚えています。
自分に正直でいることは、弱さじゃない
正直でいることは、
甘えでも、逃げでもありません。
「今日は少し疲れている」
「今は、静かに話したい」
そう感じる自分を、
そのまま認めてあげること。
それは、
自分を大切に扱うという、
とても強い選択なのだと思います。
声は、無理をすると濁り、
正直でいると、自然に澄んでいく。
その変化を、私は何度も体験してきました。
整えるより、受け入れる
声を整えようとする前に、
本当に必要だったのは、
自分を「整える」ことではなく、
「受け入れる」ことでした。
今日の声。
今日の体調。
今日の心。
そのすべてを、
「これでいい」と受け取る。
そうすると不思議と、
声も、呼吸も、気持ちも、
自然な場所に戻っていきます。
おわりに
完璧を求めてしまう自分から、
自分をそのまま受け入れる強さへ。
そうなれたとき、
気持ちも、声も、さらに穏やかになりました。
「もっとちゃんとしなきゃ」と力を入れるより、
「今の私でいい」と肩の力を抜いたほうが、
声はやさしく、自然に響く。
無理を手放した分だけ、
本来の自分の声に、
近づけた気がしています。
声は、とても正直です。
だからこそ、
自分に嘘をついていると、そっと教えてくれる。
これからも私は、
声に耳を澄ませながら、
自分に正直でいる選択を、
大切に重ねていきたいと思います。
読んでくださり、ありがとうございました。
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